CO2排出量管理システムの比較ポイントとは?

脱炭素経営やサステナビリティへの取り組みが強化される中、企業に求められるCO2排出量の見える化・削減がますます重要になってきています。そこで本記事では、CO2排出量を見える化するためのCO2排出量管理システムを比較する上での主なポイントを解説していきます。

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目次[非表示]

  1. 1.CO2排出量管理システムのメリット
    1. 1.1.環境負荷の可視化
    2. 1.2.コスト削減
    3. 1.3.環境報告書の作成効率化
    4. 1.4.環境法規制への対応
  2. 2.CO2排出量管理システムの比較ポイント
    1. 2.1.GHGプロトコル
    2. 2.2.算定の効率化
    3. 2.3.開示・レポート機能
    4. 2.4.サプライチェーン排出量管理
    5. 2.5.海外拠点対応
    6. 2.6.カーボンオフセット機能
    7. 2.7.カーボンマネジメント
    8. 2.8.脱炭素経営・サステナビリティ対応
    9. 2.9.SaaS(Software as a Service)
    10. 2.10.カスタマイズ対応
  3. 3.まとめ

CO2排出量管理システムとは、企業や政府がCO2排出量を把握・見える化し、管理し、削減するためのソフトウェア/ツール/システムのことです。CO2排出量管理システムを使用することで、燃料消費量や電力使用量からCO2排出量を算定し、データを収集・分析することが可能になります。さらに、削減目標値に対する進捗状況の把握や、削減効果の高い施策の見極めも行えるため、CO2排出量の削減に向けた取り組みが効率的に進められます。

CO2排出量管理システムのメリット

環境負荷の可視化

CO2排出量管理システムを導入することで、組織全体のCO2排出量や各部門・施設・拠点や店舗・事業ごとの排出量が一目でわかります。これにより、環境負荷の可視化が図られ、意識改革や効果的な削減施策の実行につながります。

コスト削減

CO2排出量管理システムの分析機能を活用することで、電力や燃料などのエネルギー消費量や排出量の削減に効果的な施策を見極めることができます。これにより、無駄な電力使用量やエネルギーコストの削減につながり、企業経営にも好影響を与えます。

環境報告書の作成効率化

企業が環境報告書を作成する際、CO2排出量管理システムを利用することで、データの収集・整理が効率的に行われます。また、CO2排出量管理 システム内でのデータの自動更新機能を利用することで、常に最新の情報を反映した報告書を作成することが可能になります。

環境法規制への対応

CO2排出量管理システムを活用することで、環境法規制への対応も円滑に行えます。具体的には、法規制に対応したデータの収集や報告が容易になり、企業が法的な義務を果たすことができます。

CO2排出量管理システムの比較ポイント

GHGプロトコル

CO2排出量管理システムを選ぶ際、まず確認したいのが、GHG(温室効果ガス)の算定・管理機能です。システムがGHGプロトコルに準拠した形で、Scope1、Scope2、Scope3(カテゴリ1-15)のそれぞれの排出量を算定できるかどうかを確認しましょう。

算定の効率化

CO2排出量の算定は、多くのデータを扱うため、効率化が求められます。システム選びの際は、ERPや会計システム連携やテキストデータ取り込み、AIによるデータ入力・計算の自動化・省力化機能、分析機能を持っているかどうかを確認しましょう。画面から入力だけでなくデータ連携などの効率化の機能を複数備えていることも重要です。また算定に使用できる「排出原単位データベース」が何に対応しているのかの確認も必要です。これらにより、時間と労力を削減し、CO2排出量の管理がスムーズに進められます。

開示・レポート機能

環境情報開示の要となるレポート作成機能について、CO2排出量管理システムがどの程度の対応ができるかをチェックしてください。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)やCDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)や温対法(地球温暖化対策の推進に関する法律)や省エネ法(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)のフォーマットに対応しているかどうかがポイントです。

サプライチェーン排出量管理

CO2排出量削減は、自社だけでなくサプライチェーン全体においても重要です。CO2排出量管理システムがサプライチェーンの排出量(特にScope3 カテゴリ1「購入した製品・サービス」やカテゴリ11「販売した製品の使用」等)を効率的に収集・把握し、効果的な削減施策を検討できるかどうかを検証しましょう。

海外拠点対応

海外拠点を持つ企業の場合、現地の法規制や習慣に適したシステムを選ぶことが重要です。海外拠点の排出量管理ができるか、ユーザーインターフェースの多言語対応や海外の法規制・海外の排出原単位データベースに対応したデータ収集・算定・管理が可能かどうかを確認してください。

カーボンオフセット機能

カーボンオフセットは、自社のCO2排出量を削減できない場合に、他の炭素削減プロジェクトへの投資で排出量を相殺する仕組みです。CO2排出量管理システムがどの程度のオフセットプロジェクトに対応しているか、また、オフセット量の計算や取引が簡単に行えるかどうかを確認しましょう。

カーボンマネジメント

CO2排出量管理システムを選ぶ際、カーボンマネジメントの機能も比較ポイントです。具体的には、削減目標と実績の対比や排出量削減のシミュレーション、施策の効果分析が行えるかどうかをチェックしてください。これにより、より効果的な削減策を立案・実行することができます。

脱炭素経営・サステナビリティ対応

CO2排出量管理システムが脱炭素経営やサステナビリティ経営の目標に対応した機能を持っているかどうかも重要なポイントです。目標進捗管理やシナリオ分析など、企業の環境戦略・サステナビリティ戦略に役立つ機能が搭載されていることが望ましいです。

SaaS(Software as a Service)

CO2排出量見える化システムの導入形態として、SaaSが人気を集めています。SaaSは、クラウド上で提供されるシステムで、初期投資を抑えつつ、柔軟な運用が可能です。また、システムの更新やバックアップが自動で行われるため、運用管理の手間が軽減されます。SaaS対応のシステムを選ぶことで、効率的なCO2排出量管理が実現できます。

カスタマイズ対応

前述の通り、SaaS型のCO2排出量見える化システム増えていますが、各企業の特徴や強みに合わせたシステム・カスタマイズの柔軟性も見逃せないポイントです。自社独自の管理項目や管理レポートに対応できるかが、他社との差別化に直結する場合もあります。

まとめ

CO2排出量管理システムを選ぶ際には、GHGプロトコルの算定・管理、算定の効率化機能、開示・レポート機能、サプライチェーン排出量管理、海外拠点対応、SaaS対応、脱炭素経営・サステナビリティ対応、カーボンオフセット機能、カーボンマネジメントなどの機能のポイントや、「算定・見える化機能だけで良いのか」「CO2削減・オフセットまで必要なのか」といった自社の脱炭素経営の戦略を重視して選びましょう。

企業によっては、特定の機能が特に重要であったり、システムの運用体制や予算に制約がある場合もあります。そのため、自社のニーズに合ったシステムを選ぶことが最も重要です。各システムの特徴や機能を比較検討し、最適なCO2排出量管理システムを導入することで、より効果的な脱炭素経営・サステナビリティ経営を推進しましょう。

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*出典:デロイトトーマツミック経済研究所「環境経営を推進するESG情報開示ソリューション市場動向 2022年度版(2023年2月発刊) https://mic-r.co.jp/mr/02670/」
ESG情報開示ソリューション全体のベンダー売上/シェア推移、 GHG排出量可視化ソリューションのベンダー売上/シェア推移

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