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CDP2022スコアが公表されました

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  • ESG情報開示

2022年12月15日

2022年のCDPスコアが公表されました。

昨年よりスコアを上げられた企業、対策を進めた半面、今一つだった企業、今年初めてスコアを受けた企業、様々にいらっしゃるでしょうか。

2022年12月13日CDPが2022年企業Aリストを発表

CDPについて

CDP とは、投資家、企業、国家、地域、都市が自らの環境影響を管理するためのグローバルな情報開示システムを運営している英国の非政府組織(NGO)です。CDPのスコアは、持続可能でレジリエントな経済に向けた投資や調達の意思決定を推進するために広く利用されています。

参考サイト:CDPジャパン

CDP2022スコアの概要

気候変動、フォレスト、水セキュリティの各質問書への回答のうち、いずれかのAスコアを獲得した企業数は、世界全体では330以上と公表されました。

Aリスト企業のうち日本企業は91社であり、世界最多とのことです。

質問書ごとに見ていくと、気候変動Aリスト企業は74社であり、昨年の56社から増加しました。

フォレストAリスト企業は4社であり、こちらも昨年の2社から増加しています。

水セキュリティAリスト企業は35社、こちらは昨年の37社から減少する結果となりました。

3つの質問書すべてに対して回答しトリプルAを獲得した先駆的な企業は、日本企業では1社(昨年2社)、世界全体では12社(昨年14社)という結果でした。

全体として、2021年のスコアがD-からA-の企業のうち66%は2022年のスコアに改善が見られなかった、とのことです。

CDPはリーダーシップの採点基準を引き上げ続ける、としており今後もハイアスコアを目指すならば取組のレベルを継続的に引き上げる必要があるようです。

実際にAリスト企業では各質問書の中で、気候変動・森林減少・水セキュリティに対する有意義な目標の設定に加え、その達成に向けた明確で期限を伴う計画が導入されています。

気候変動Aリスト企業では、1.5℃に整合した気候移行計画が導入されているとのことです。

出所:CDP公表資料

今年の回答のレビューが重要

CDP質問書は来年も送付されますので、今年回答された企業にとっては、

  1.  2022回答内容の振り返り
  2.  CDP質問書の意図の確認
  3.  社内整備項目の整理

の3ステップが重要です。

2023回答への準備はもう始まっています。

特に、社内上層部への理解を得る必要があるご担当者にとっては、を確認しておくことが必須事項となります。

出所:CDP公表資料

CDPジャパンでは、過去に開催したウェビナーも公開されていますので、参考にしていただけます。

参考サイト:CDPジャパン

また、booost technologiesでもCDP2022回答レビュー、2023回答支援サービスを提供しております。

関連セミナー:今、取り組むべき気候変動情報開示の対応 (booost-tech.com)

まとめ

booost technologies株式会社では、企業価値向上を見据えたESG、TCFD、人的資本関連、IFRSサステナビリティ版統合報告書・アニュアルレポート作成支援等、サステナビリティ領域全般のコンサルティングサービスを提供しております。

また、環境関連の情報開示には必須となったCO2排出量の自動可視化や、カーボンオフセット等が可能な脱炭素化支援プラットフォーム「booost GX」も、ご利用いただけます。

サステナビリティ情報開示にお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

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