WBCSDのPACTとは?排出量データ交換やCFP算定のグローバルな水準を解説

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目次[非表示]

  1. 1.PACTとは
  2. 2.PACTの必要性
  3. 3.PACTが実現しようとしている世界
  4. 4.「Pathfinder Framework」における日本の動向
  5. 5.PACTの仕様に準拠
  6. 6.まとめ

PACTとは

PACT(The Partnership for Carbon Transparency:炭素の透明性のためのパートナーシップ)は、WBCSD(World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議)*1が主導するイニシアチブのひとつです。サプライチェーン、つまりScope3における炭素排出量の真の透明性、正確性を通じて脱炭素を実現することに取り組んでいます。

主に、温室効果ガス排出量の可視化を進める過程での、CFP(カーボンフットプリント)の算定や企業間のデータ交換に関して議論しており、正確で信頼性のあるグローバルな方法論と技術基盤の確立を目指しています。

PACTの定める『Pathfinder Framework』は、経済産業省が2023年3月に公表した『カーボンフットプリントレポート』p.22-23にて ISO14067︓2018 および GHG Protocol Product standard などの国際ルールを補完するものの1つとして紹介されるなど、今後国際的なディファクトスタンダードとなる可能性が高く、動向に注目が集まっています。

*1 WBCSD:約200以上の世界の主要企業のCEOによって構成された組織。企業が持続可能な社会への移行に貢献するために協働している。本部はスイスで、現在は約35カ国から参加企業が集結し、政府やNGO、国際機関と協力しながら持続可能性に関する課題への最先端の取り組みや事例を共有し合う。


PACTの必要性

温室効果ガス排出量の算定において、現在のところ国際的な規格には解釈の余地があるなど課題が多く、企業は各国の要請や独自の判断により算定や開示を行っている状況です。CFP算定時に使用する排出原単位や排出量の算定・可視化ツールも多数存在しており、Scope3排出量の可視化において、企業間の排出量データをやり取りする際に、各々のデータの整合性や信頼性、透明性に課題が持たれています。

なお、昨今はカーボンプライシングや、EUにおける炭素国境調整メカニズム等の導入が進んでいます。

このような背景から、ますます精緻なCFP算定と正確なデータ交換が重視される傾向にあり、グローバルな標準を定めるPACTへの注目が高まっています。


PACTが実現しようとしている世界

PACTは、上記の課題やニーズを解消し真の脱炭素を実現するべく、適切なCFP算定や異種ソリューション間でのデータ交換するためのガイダンス(手引き)である Pathfinder Framework を上述のとおり公表しました。そして、Pathfinder Frameworkで示した既存の国際規格に整合しつつ1次データの利用促進等を行うデータ連携を実現するべく、具体的な技術仕様を公開しネットワークを構築する『Pathfinder Network』を推進しています。さらに、こうしたデータ連携の拡大に向けてリーディング企業や各種団体と協調する『Pathfinder Ecosystem』を広げています。


「Pathfinder Framework」における日本の動向

日本においては、「Green x Digital コンソーシアム」内の見える化WG(ワーキンググループ)にて、参加企業がPathfinder Frameworkに整合する『CO2可視化フレームワーク』およびPathfinder Networkに整合する技術ガイドラインを策定し日本で社会実装することを想定した実証実験を行っています。直近では、異なるソリューション間でのCO2データ連携の技術実証に成功しています。
Pathfinder Frameworkに沿った、日本企業でのCFP算定、データ交換の仕組みの構築を目指しています。*2

*2 参考プレスリリース
Green x Digitalコンソーシアム、 サプライチェーンCO2排出量見える化の実現に向けて 35社と企業間データ交換の実証実験を開始
Green x Digitalコンソーシアム、 異なるソリューション間でのCO2データ連携の技術実証に成功 ソリューション提供企業15社が参加、サプライチェーンCO2排出量見える化の実現に前進


PACTの仕様に準拠

booost technologiesは日本のスタートアップ企業として初めてPACTの「グローバルスタートアップパートナー」に選出されました。*3

*3 参考プレスリリース
日本初のWBCSD主催PACTグローバルスタートアップパートナーに選出

弊社のCO2排出量可視化システム「booost GX」は、PACTの国際的な技術仕様「Pathfinder Network」に基づいたカーボンフットプリント(CFP)データ交換が可能なソリューションであることが認められ、PACTのオンラインカタログ(Pact Catalog )にも適合ソリューションとして掲載されています。*4

*4 参考プレスリリース
GHG排出量データの国際的な技術仕様 「Pathfinder Network」対応のソリューションプロバイダに認定

また、Green x Digital コンソーシアムでも、CO2等排出量可視化ツール提供企業として唯一の運営委員に選定されています。ソリューションプロバイダーとしてPACT仕様に準拠したプロダクトの開発、実証を行っています。

まとめ

PACTの仕様は、現在課題となっている各算定方法や技術を体系的にし、異種ベンダー・システム間での信頼性のあるデータ交換を実現して、今後のデファクトスタンダードとなる見込みです。

CO2排出量のデータを取り巻く、基準や制度は今後も日々変化します。PACTをはじめ、国内外の各機関の最新の動向を正しく収集し、適切に対応していくことが求められます。

最新の動向を反映させた、CO2排出量の算定・可視化およびサステナビリティコンサルティングに関心のある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。

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